NPO法人男鹿潟上南秋教育会館です

発達障害相談

　どの子どももどの人も、自分の特性と環境のあつれきがあまりに大きくて苦しみ続けることがないようであってほしいと思います。そのためのお手伝いができないだろうかと思っています。
　自閉症スペクトラム、ADHD、学習障害の発達障害があると診断を受けても、状態は一人ひとり異なります。また、併発している障害や精神的な病状があることがあります。早期発見、早期支援がこの子どもたちの安心できる生活のために必要です。発達障害への支援には専門家の援助が必要です。支援者が力を尽くしても状況が改善せず、長い間苦しむこともあります。それでも、相談に応じて一緒に考える人がいることはとても大切です。

　読み書き障害（学習障害に含まれる）は、読むことと書くことができないために教科学習でとても不利ですが、行動・話し言葉によるコミュニケーション・教科学習の理解がほぼ通常通りにできるので、周りの人も自分自身も「なぜできないの？」と不思議に思うことが多いと思います。発達障害とか特別支援教育という言葉は世間でかなり広まったとしても、「ではどう対処するの？」となると簡単ではありません。読み書き障害は発達障害の中で最も人数が多いのに、見逃されやすいし、一人ひとりの状態を把握するアセスメントを行うには専門性が必要です。どの障害も軽く考えてはいけないと思うのですが、(過重に考えてもいけませんが)、読み書き障害が「本人の努力の問題」と間違った判断をされてケアが行われないことがあってはならないと思います。

　発達障害があると協調的に運動をすることが苦手ということがよく起こります。同じ年齢のお友だちがみんなすいすいと運動しているのに「自分ができない」ということはつらいことです。しかし、子どもたち同士で比べれば協調的な運動が苦手な子どもも、本来は体を動かして活動することが好きなのではないでしょうか？比べれば「劣っている」でも、その子どもなりに成長しているはずです。
　「いやだ、できないもの」と言う子どもに、「だいじょうぶだいじょうぶ、ゆっくり練習しましょう」と言って、そのうちに「ほら、できた！」「やったー！」となったらどんなにうれしいことでしょうか。

　自閉症スペクトラム、ADHDについても相談に応じます。

　「自分はだめなんだ」と思い込まないように。

　当NPO法人が発達障害相談をしたらどれもうまくいくなどとは思っていません。たた、子ども・親の願いにそって話し合いを十分にもつ、総合的科学的なアセスメントを行う、支援の内容・方法を提案し、その後どのようになっているかを聞きながら寄り添っていく、このような支援を私たちができないだろうかと模索しています。アセスメントには心理検査、発達検査も活用したいと思い、準備しています。
　スタッフと言っても理事長とわずかなボランティアがいるだけで、できることもわずかかもしれません。でも、これを実際に始めて、一緒に働いてくれる人が一人二人と増えてくれば、徐々に大きな力になっていくと希望しています。
　当NPO法人では多機能型障害児通所支援事業所（児童発達支援、放課後等デイサービス、保育所等訪問）を運営し、支援にあたっています。計画相談支援・障害児相談支援事業所でも保護者や事業所からの相談にあたっています。さらにこれらに加えて、利用者として契約していない方々にもできる範囲で相談に応じたいと思っています。

　ご希望の方は、電話、fax、e-mailでご連絡ください。
　相談支援専門員（公認心理師、学校心理士）が対応します。　

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ひきこもりの方々やご家族の方々への支援

・ひきこもっていたけれども社会参加を始めたいと考えている方々への支援
　会館の環境整備や古紙の運搬補助などの作業を通して少しずつ周囲の環境に慣れていくよう支援します。また、高校卒業資格が取りたいと考えている方へは、通信制高校や高卒認定試験についてご案内します。

　ご自宅から外に出ることや家族以外の方と話すことがまだ難しいと考えれおられる方々へは、実際にひきこもりから社会参加へ歩み始めている方々からアプローチします。いろいろな方法がございますのでどうぞご相談ください。

　＊どんなことでもお気軽にご連絡ください。
スタッフは、特別支援学校・小学校・中学校・高等学校の教員や、養護教諭（保健室の先生）の経験があります。

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