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まずは発達障害相談について一言

  ―寄り添って、専門性の高い支援をめざす―
 私たちのNPO法人は、五城目でチャイルドステーションゆうゆう(多機能型児童支援ー児童発達支援、放課後等デイサービス、保育所訪問等)を経営しています。これを拡張して、第2事業所を作るとかできればいいのですが、事業所を増やすということは容易なことではありません。とりあえず、ゆうゆう以外で、理事長とボランティアで「発達障害相談」を無料で行います。そのコンセプトは以下のとおりです。

 わが子に障害があると告げられた時、親御さんは大変つらい思いをされると思います。
 「一体これからどうしたらいいの?」と打ちひしがれるかもしれません。

 また、障害の疑いがある時。「わが子のこの様子は一体何なのだ」と悩み、相談しても誰からも納得いく説明がなく、もやもやした思いをもっていないでしょうか?

 「子どもってこんなものだろう」と思っていたら、保育園・幼稚園・学校の先生から「一度専門のお医者さんから診てもらった方がいいのでは」ともちかけられた時、「一体何なの!?」と思うのではないでしょうか?

  当NPO法人では、子どもの実態を科学的・総合的に描き出したいと思います。(診断名を出すのは医師にしかできません。私たちは支援をするためにお子さんの状態をできるだけ正確にかきだします)
  現在 、子ども、家族や先生たちが困っているのか?このままでは将来とても困るだろうという状態なのか?
  その子どもが育ってきた過程はどのようなものだったのか?
  発達検査、心理検査、知能検査の結果はどうなのか?
  保護者の了解のもと、こういうことから子どもの状態をできるだけ正確に描いて(アセスメント)、それらを私たちの専門性と突き合わせて、ではどのような支援をしたらいいのかを導き出します(支援計画)。

  アセスメントは子どもの実態を正確に描き出すためにとても大切です。これがずれては的確な支援ができません。私たちの個人的な考えから勝手に判断することを決してしません。アセスメントは、本人・家族・支援者の協同作業ではないでしょうか?

  ところで、アセスメントと支援計画は、支援を続けていくうちにかわっていきます。だんだん変化していきます。また、すぐに正確に状態を描き出せず、「○○だと思うけど、どうかなあ?」ということも当然あって、支援をしながら有効な支援内容・方法を探っていき、徐々にせいかくな状態像に迫っていきます。
  このようなことを続けるために、私たちは、子どもさんとご家族に寄り添って、常に本人・ご家族の気持ちと願いに応じて話し合いをしていきます。