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我が子がとても苦手にしている子どもに普通にやさしくする

ーー  5月8日  ーー

 人を支援する仕事をしている人は、きっと支援している人から自分が励まされたり感心させられたりしているのではないでしょうか?

 学年相応の学習内容を取得できるし、学校生活での集団の動きにもついていけるのですが、ついつい我が道を行って、授業中に自分が理解できればあとは好きな本を読んでいたり、気になるものがあれば状況にかかわらずそちらに歩いて行ったり、いろいろなことをしてしまう発達障害がある子ども。お母さんはさぞや気に病んでいることだろうと私は思うのです。気には病んでいるでしょうが、このお母さん、やさしいし心が広い。

 こういうお子さんにとってクラスでとても苦手な同級生がいたりします。お母さんと私が学校で授業参観して休み時間になった時でした。我が子がとても苦手にしている同級生が、このお母さんから同意をもらって慰めてもらいたいように、ちょっと不平があるようなことを話してきました。お母さん、我が子に話すようにやさしく応じていました。「すごいなあ」と思うのです。私は、親は我が子がとても苦手にしている子どもをつい避けようとするのではないかと思っていたのですが、そうではないのです。この同級生の話しぶりから前々からお母さんといい関係ができているように見受けました。

 「お母さん、すごいですね」と私が言うと、お母さんは「えっ?」「何がすごいの?」と。お母さんにとって全くあたりまえのごく普通のことなのですね。それがまた私には「すごい」と思えたのでした。

nadeshiko

念願の20km走 完走

ーー  4月30日  ーー

 バックカントリースキーでお師匠さんの足を引っ張る64歳4か月の私。何をするにも体力が大切。当面の目標は20km完走。

 やってみたら案外苦労もなく20kmを走りました。家の近くの小泉潟公園をぐるぐる回って20.28km。ゆっくり走り始めてだんだんペースを上げて、10km走って、ちょっとベンチに腰掛けて水分を補給して、あとはゆっくり走って、途中で栄養ドリンクを飲んだりして、終わってみれば、それほどの疲労もなく、「やればできるもんだなあ」。

 昨年の秋には無理をして転んで膝を痛めたことがあったので、この春はゆっくりと無理をせず、誰と競争するでもなし、マイペースで自分が楽しければいい。

 私の場合、今回できても次はどこか体調不良で「全然走れないなあ」ということが起こるのが問題なので、この改善をしていきたい。

 後半、走っているのか歩いているのかわからないような速さで、公園内の日本庭園「水心苑」に入ってみました。「きれい」なのですが、それ以上に心落ち着くように造られているのですね。これからは時々散策してみよう。

水心苑

お師匠さんの足を引っ張るバックカントリースキー

ーー  1月29日  ーー

 今冬は夏油高原スキー場、田沢湖スキー場で練習して、お師匠さんから連絡があって、阿仁スキー場へ。いつものようにリフトを使ってすいすい滑るのではなく、ゴンドラを降りてから、いざバックカントリースキーへ。これをするためにゲレンデで練習し、ジョギングや自転車こぎで体力増強をしてきたのです。

 雪が深い。もし、転んだら雪に沈み込み、自力では立ち上がれない。

 慎重に滑って、転ばずにいくけど、これじゃへっぴり腰でかっこわるい。

 でも、問題は滑り降りてから、上に登っていくこと。ここにはリフトがない。お師匠さんは新雪・深雪を踏みつけ登っていく。私はお師匠さんがつけたトレースをなぞって登っていく。5分、10分と経つと息が上がり、意識はしっかりしているけど、体がついていかない。先を行くお師匠さんとの距離がだんだん広がる。

 これを3回繰り返して、気持ちは「もっと滑ればへっぴり腰じゃなくて、もっとかっこよく滑れるはす」。だけど、なんとか登るけど青息吐息。情けない。「こんなはずじゃなかった」。

 いつものように、どんどんできるお師匠さんの足を引っ張って、「それじゃ、帰りましょう」とするしかない。

 遭難することなく、けがもなく帰れたから、まあ、何よりですよね。でも、こんなレベルじゃね。

 次はしっかり登れるように体力増強を。

 新たな目標ができたバックカントリースキーでした。

バックカントリースキー

冬には、雪かき、雪下ろしをするのがあたりまえ

ーー  1月29日  ーー

 この冬、大雪なのですが雪かきがあまりつらいと思わないのです。 内陸部の豪雪地帯とは比べ物になりませんが、それでもこの法人がある沿岸部も今冬は雪が多い。法人の建物がある駐車場をしっかり除雪するには、除雪機を使って1時間半はかかります。除雪機を方向転換しtり積雪の状況に応じてハンドルを持ち上げたり、作業が終われば汗ぐっしょり。いい運動です。

 当然、自分の家の周りも雪かきをします。こちらはトラクターにバケットをつけてぐいぐいやります。

 さらに、屋根の雪下ろしを。これは危険な作業です。気をつけてやります。

 体力・運動能力・認知力を維持していたいということもありますが、もともとこういう仕事がきらいではない。きれいに除雪された駐車場を見ると、じわーと満足感が沸き上がります。 

雪山

夢は大きく、専門的に支援できる事業所に

ーー  1月29日  ーー

 このブログを書く大きな目的の一つは、このNPO法人が発達障害がある子どもたちへの支援が専門的にできることをどうにかして世間に認めていただきたい、ということなのです。

 専門性の一つはアセスメントについてです。アセスメントは、どのような方法で支援したら子どもとご家族が安心して暮らせるか、子どもがのびのびと自分の力を発揮して生きていけるかを探るためのものです。

 そして、実際に支援してどうだったか?子ども本人、親御さんの願いは充足できているかをチェックしながら支援していきたい。もし、なかなか目標に到達できないのであれば、関係者みんなで話し合って、アセスメントも含めて環境調整や支援方法を見直して善処するような、そんなチームでの支援を作っていけないだろうかと夢見ている。

 障害児者の相談事業所を経営しながらこれをしていくのはもちろん大変な仕事です。今のところ、ごく少人数のボランティアと共に、発達障害がある子ども、不登校の子どもへの実際的な支援をしているところです。ひきこもりの方への支援もしています。また、相談事業所と契約している子どもが利用している放課後等デイサービス事業所に出向いて発達検査を実施することも始めました。

 まだまだスタートしたばかりですが、私は発達障害については専門性があると自負しています。特別支援教育の教員として20年以上勤務してきたし(その間、失敗もしてきましたが、反省してそのような失敗は2度としないようにと思っています)、資格(公認心理師、学校心理士、等)を取得し、勉強してきました。これらの経験・知識に加えて、お子さん・ご家族の立場に立って一緒に考えていき、実際に支援していく。なかなか出口が見えないことがあっても粘り強く関係者と話し合いを続けていくのが専門家だと思っています。何かをやり遂げて完結した専門家ではなく、現在進行形の専門家ですね。

 今のところはボランティア活動としていますが、できればさらに専門性を深め(理論を学び、検査の回数を重ね、実際の具体的な支援のケースも増やしていきたい)、スタッフも増やしていければいいのですが。スタッフに生活できる給料も払える事業所にすることができたら最高ですね。

梅の木と花