ーー 1月29日 ーー
このブログを書く大きな目的の一つは、このNPO法人が発達障害がある子どもたちへの支援が専門的にできることをどうにかして世間に認めていただきたい、ということなのです。
専門性の一つはアセスメントについてです。アセスメントは、どのような方法で支援したら子どもとご家族が安心して暮らせるか、子どもがのびのびと自分の力を発揮して生きていけるかを探るためのものです。
そして、実際に支援してどうだったか?子ども本人、親御さんの願いは充足できているかをチェックしながら支援していきたい。もし、なかなか目標に到達できないのであれば、関係者みんなで話し合って、アセスメントも含めて環境調整や支援方法を見直して善処するような、そんなチームでの支援を作っていけないだろうかと夢見ている。
障害児者の相談事業所を経営しながらこれをしていくのはもちろん大変な仕事です。今のところ、ごく少人数のボランティアと共に、発達障害がある子ども、不登校の子どもへの実際的な支援をしているところです。ひきこもりの方への支援もしています。また、相談事業所と契約している子どもが利用している放課後等デイサービス事業所に出向いて発達検査を実施することも始めました。
まだまだスタートしたばかりですが、私は発達障害については専門性があると自負しています。特別支援教育の教員として20年以上勤務してきたし(その間、失敗もしてきましたが、反省してそのような失敗は2度としないようにと思っています)、資格(公認心理師、学校心理士、等)を取得し、勉強してきました。これらの経験・知識に加えて、お子さん・ご家族の立場に立って一緒に考えていき、実際に支援していく。なかなか出口が見えないことがあっても粘り強く関係者と話し合いを続けていくのが専門家だと思っています。何かをやり遂げて完結した専門家ではなく、現在進行形の専門家ですね。
今のところはボランティア活動としていますが、できればさらに専門性を深め(理論を学び、検査の回数を重ね、実際の具体的な支援のケースも増やしていきたい)、スタッフも増やしていければいいのですが。スタッフに生活できる給料も払える事業所にすることができたら最高ですね。
そうだったんですね!
「相談事業所と契約している子どもが利用している放課後等デイサービス事業所に出向いて発達検査を実施する」これは親にとってもありがたいことだと思います。
「なかなか出口が見えないことがあっても粘り強く関係者と話し合いを続けていくのが専門家だと思っています。何かをやり遂げて完結した専門家ではなく、現在進行形の専門家ですね」あきらめちゃダメ〜心に刻みます。