ーー 5月13日 ーー
相談事業所では、利用者さん一人ずつに通常は半年に一回モニタリングをします。お母さんが「運動も勉強ももっと指導してほしいんだけど」と話すので、「それじゃあ、うちの事業所でボランティアでやってみましょうか」ということに。
普通は相談事業所が子どもに直接支援をすることはありませんが、私は、「やってみればうまくいくのではないか」と思い、やりたいのでした。しかし、とても忙しくて現実には私にはできない。頭にあるのは妻のことで「きっとやってくれるべ」と期待して、子どものお母さんに「うちでやりましょう」。
子ども用のおもちゃのバット・グローブ・ボールを持って意気揚々とやってきます。子どもも妻も、実は野球のルールをくわしくは知らない。子どもがまっすぐな心をもっていて、自分が楽しくできると思うルールでさっさとゲーム開始。とにかく遊んで楽しみたい子どもと、何とかして運動機能の衰えを防ぎたい初老の妻が、ワイワイギャーギャーと戦い、いつも「5対3で、〇〇さんの勝ち!」などという調子で、〇〇さんは事務室にいる私に、「今日も◇◇さん(妻)が負けたよ」と報告に来るのです。
こんなことをしていると聞いたBさんが「息子がとにかく運動が苦手で」と電話をくれました。またまた妻の出番で、風船バレーボールなど、お母さんも妹さんも時にはお父さんも加わって「ソレー」「エイ!」と楽しみます。退職した前の担任の先生が駆けつけたことがありました。みんななかよく楽しみます。
これは私にとって理想的な姿です。